当薬局の事務さんが調剤報酬請求事務専門士3級に合格しました。
経験者だとすぐに業務を覚える事ができますが、当薬局では未経験者の方には調剤補助・レセコン入力を半年くらいかけてゆっくり覚えて頂きます。
早い人だと入社4か月くらいで一通りの業務は出来るようになりますが、その後は入社半年~2年の間に上記試験を受けて頂き、合格した方はレセプト業務に携わるようにしてます。
我流でも年数をかければ覚えることは出来ますが、薬局によってやり方はかなり異なりますので、やはり基礎・基本を学んでからの方が確実に良い調剤事務になれると思いますので、そのシステムを取っております。
近いうちに合格祝いをしたいと思います。
「クービビック錠」説明会
本日は塩野義製薬株式会社MRさんより、不眠症治療薬「クービビック錠」 の説明会をして頂きました。
【内容】
・ 2025年12月1日 投薬期間制限
・ 国内3剤目のオレキシン受容体拮抗薬
・ 半減期が短く、翌日への持ち越し効果が少ない。
・ 強力なCYP3A阻害剤と併用禁忌
・ 一包化可(無包装で3ヶ月までの製剤の安定性が確認)、粉砕可
・ 悪夢の副作用報告が少ない。
・ 25mg錠でも効果がある例が多く、50mg錠との売り上げが同程度に現在なってる。
◎ 『アルコール依存症に対するオレキシン受容体拮抗薬の研究』について
・アルコール依存症患者の不眠に対し、スボレキサントが有効である。
・オレキシン受容体拮抗剤が、動物モデルではあるが、アルコールを摂取しようとする動機を選択的に減少。(オレキシンが依存そのもののターゲットになりうる)
・慢性的に薬物・アルコール使用がオレキシン神経系を過活動にさせ、それが再発の引き金になる。
・亡くなったアルコール依存症患者の脳を解剖学的に分析した結果、非依存症の人に較べてオレキシン産生細胞の数が大幅に増加していた。(依存性患者の脳ではオレキシン(覚醒のアクセル)が強すぎる。)
そもそもアルコールは嗜好品という名前の薬物ですから、アルコール大好き・強い・たくさん飲む人=「私は依存性薬物の大量常用者です」とアピールしてるようなものです。毎月のように違法薬物(大麻・ゾンビたばこ等)で逮捕者が出ますが、アルコールが好きな方は同程度の予備軍と言っても過言ではないでしょう。現在、物質依存症(精神に依存する物質(大麻・コカイン・アルコール・ニコチン・カフェイン等)を原因とする依存症状)の治療薬としては、国内ではアルコール依存とニコチン依存のみですが、海外ではアルコールおよびコカイン使用障害(同列)に対する治療薬も開発されています。オレキシン受容体拮抗薬がどのように脳内で影響するかついては今後の研究発表に期待したいところです。
現在は4剤目のオレキシン受容体拮抗薬が発売されており、半減期は段々短くなってますが、OX1 受容体と OX2 受容体の親和性や半減期の違いが、効果や副作用面で使用法が分かれてくるのかもしれません。ただ、デエビゴ以外の薬剤は併用禁忌・注意が多いのが難点でしょうか。
「イクスタンジ錠」説明会
本日はアステラス製薬株式会社MRさんより、前立腺癌治療剤「イクスタンジ錠」 の説明会をして頂きました。
【内容】
・前立腺癌の病態と去勢抵抗性前立腺癌の治療について。
・最近のイクスタンジ臨床試験(アーリーダ、ザイティガとの比較)の結果。
・粉砕・一包化のデータなし。
・無力症、食欲減退といった副作用が現れるが、服用法を朝食後から夕食後に変更すると改善されることがある。
効果が実証されてる薬剤ですが、高価すぎるのがネックです。特許切れまで、あと3年くらいと言われてますが有用な薬剤である事は間違いありません。
